転居の際には火災保険の解約を

3月もいよいよ後半に入り、4月からの新生活に向けて準備を進めている方もいらっしゃると思いますが、特に、急な人事異動などで引っ越しをされる方は大忙しでしょう。

私も経験がありますが、新居探しや荷造り、不動産管理会社や引越し業者との日程調整、生活用品の買い物など、やることがたくさんあります。

電気・水道・ガス・インターネット、転出届や住所変更などの手続き関係も大変です。

 

その中で、意外と知られていないのが「火災保険の解約手続き」です。

 

賃貸住宅に入居する際には、通常、火災保険への加入が条件となっています。2年契約で1~2万円程度(保険金額や補償内容により異なる)のものです。

入居時・更新時に保険料を払っているはずですが、覚えているでしょうか。

 

一括で払った火災保険料は、保険期間中に途中解約すると、未経過期間の保険料が返還される仕組みになっています。

 

仮に、入居時(もしくは更新時)に2年契約の火災保険に加入して、1年後に退去する場合、保険期間が1年残っていますので、解約手続きをすると支払った保険料の約半分が戻ってきます。

引越し先が賃貸住宅の場合は、新居の火災保険料の支払いに充てて、引越し費用を抑えることも出来ます。

 

解約手続きは、加入している保険会社か代理店(契約した管理会社など)に連絡をして、書面での手続きになります。

 

ちょっとしたことかもしれませんが、知らずに損をする可能性もあります。

賃貸住宅に住んでいる方は、「転居の際には火災保険の解約を」覚えていて損はないと思います。